東葉門で消火訓練 文化財防火デー

東葉高校(飯山満町2・西村桂校長)で先月24日、恒例の防火訓練が行われた。

同校の正門(通称「東葉門」)は01年に国の有形文化財に指定されており、訓練は生徒らに文化財への関心や防災意識を高めてもらおうと、毎年、文化財防火デーに合わせて行われている。
 
訓練の冒頭で西村校長は「東葉門は貴重な文化財で、東葉高校の貴重な宝。万が一の火災があった場合にはみんなで守っていきたい」と生徒らに語り掛けた。1年生の生徒76人が参加し初期消火などを体験。その後、東葉門付近で火災が発生したと想定した消防署員らによる放水訓練(=写真)を見学した。訓練に参加した原田恭吾さん(16)は、「消火器を使う機会がなかったが、使い方を知ることができて良かった。国の宝をこれからも大切にしたい」と話した。

文化財防火デーは、1949年に法隆寺の金堂が炎上し、壁画が損傷したことをきっかけに制定された。