メディカルタウン構想 説明会に市民193人

船橋市が進める海老川上流地区のまちづくり事業「ふなばしメディカルタウン構想」の市民向け説明会が、先月28・29日に船橋市役所で行われ、2日間で193人の市民が訪れた。

画像=多くの市民が説明会に参加

新年度から医療センターと新駅の建設が始まる予定で、説明会には初めて松戸徹市長が出席し、事業の背景や今後のスケジュールなどを説明した。

同構想を巡っては、医療センターの建て替え予定地の地盤の弱さや、市街化による海老川下流域の洪水リスクを心配する市民の声が以前からある。

「将来のため」と市長 理解求める
松戸市長は「地盤改良に費用はかかるが将来に向けた街づくりをしていきたい」と理解を求めた。

膨らむ事業費を問題視し、事業を白紙に戻すべきではといった市民の声に対し市長は「医療センター移転をここで躊躇すれば、市民の命が守れないという状況が生じる。市の責任として白紙に戻す選択はない。財政的にも今やるべきと判断した」と回答した。
 
事業の市の一般会計負担額は約531億円。年平均15億円を57年まで支出する。医療センターの開院は27年度、新駅の開業は28年度を予定している。