身近な「毒」知って 環境学習館で企画展

毒を持つ身近な生き物を紹介する「知っておけばこわくない この辺の毒展」がふなばし三番瀬環境学習館で行われている。

植物や虫、魚など35種類の生きもの写真や標本に、毒の強さや身近さを示す「このへん度」など独自の尺度を掲示。「雑木林」「住宅地」「水辺」など6つのフィールドに分けて紹介している。

「怖い」という印象を持たれがちな毒の役割や面白さを知った上で、適切な距離感で接してもらいたいという。
 
娘と初めて訪れたという市内在住の近藤真瑶美さん(41)は「子どももよく触るアマガエルに毒があると初めて知った。とても勉強になった」と感想を。海神南在住の加藤直生さん(小5)は「身近にある植物に毒があることが特に驚いた。今日知ったことを何か活用できたらいいな」と話した。

同館の宮腰翔太さんは「毒っていうと敬遠されるイメージだが、毒を持つには何かしらの理由がある。毒の役割など知ってもらうと、見方が変わって面白くなるのでは」と話す。また、毒のことや正しい対処法を知っていれば、ただ怖いものではなく外で出会っても適切な対応ができるという。

来年2月18日まで。会期中、同館では関連講座も多数開催する。詳細は同館HP

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