ふなばしアンデルセン公園 風車修理ほぼ完了
9月から行われていたふなばしアンデルセン公園の風車の修理がほぼ完了し、8日、外されていた4枚の羽が取り付けられた。
画像=微調整をしながら羽を取り付けた
風車は船橋市の姉妹都市であるデンマーク・オーデンセ市の風車職人の協力で1996年に設置され、市のランドマークとなっている。回転軸に不具合があり、18年から回転を止めていた。
市は予算額1億3900万円をかけ改修工事を開始。同国の職人2人に来日してもらい、作業を進めてきた。
風車の羽は木製で2枚を合わせた直径が22・6㍍、重さ1・8㌧。黒と白のシンプルな配色で、同国で風車が作られ始めた当時の伝統的な塗装という。
本場の職人が愛情込めて作業
職人のミケール・ジョン・イェンセンさん(51)は「愛情を込めて作業をした。無事に終えることができ、ほっとしている。風車が回る風景はとても美しいのでその姿を楽しんでいただければ」と話す。
今後、点検などし、来年の4月に稼働する予定という。
市は工事費としてクラウドファンディング(CF)を実施している。2万円以上寄付した人の特典として、希望すれば木製のプレートに名前が刻まれる。当初の目標金額300万円をわずか6日で達成したため、600万に引き上げ、来年2月28日まで寄付を募っている。