高校バスケ 市船女子27年ぶり全国へ 男子は習志野が接戦制す
船橋市総合体育館(船橋アリーナ)などで4日まで行われた全国高校バスケットボール選手権(ウインターカップ)の県予選で、市船橋女子が27年ぶり4度目、習志野男子が2年ぶり2度目の全国出場を決めた。
画像=3Pシュートを放つ渡部知新(3年)
女子の今年の全国への推薦枠は千葉県から2枠。市船は準決勝で昭和学院(市川市)と対戦し、残り45秒、81―81の局面で高橋瑞歩(3年)が3Pを決め、劇的な勝利で全国への切符をつかんだ。決勝はインターハイ全国ベスト8の千葉経大附属と対戦し完敗した。
井上知徳監督(37)は「実績がある選手はいないがそれぞれ力は持っている。強豪校だからとひるまず自信を持って出だしから力を出せれば勝機を見いだせる」と期待を込める。
準決勝でチームを勝利に導いた高橋は「千葉経済との試合で全国のレベルを知れたのでウインターカップまでの残り2ヶ月で調整していきたい」。主将の福島瑠羽(3年)は「1試合1試合勝っていけるようにチームに必要なものを全国大会までに練り上げたい」と意気込んでいる。
男子は習志野が勝ち上がり、決勝でインターハイ県予選の覇者、拓大紅陵(木更津市)と対戦。前半、習志野はリードを許しながらも食らい付く展開。3Qに同点に追いつき、落ち着いた連携プレーで2年ぶり2度目のウインターカップ出場の切符を手にした。
秋元啓人監督(40)は「気持ちが熱い選手が多いので、最後まで冷静にチームとしてまとまることに重点を置いた。選手それぞれが試合の流れを考えながら戦えた」と選手を称えた。
岡崎大智主将(3年)は「一昨年に初出場した先輩と同じ舞台に立ちたいと思い続けてきた。千葉の代表として恥じないように自分たちの力を出し切りたい。2勝を目指す」と話した。