久しぶりの祭りに歓声 船橋市、鎌ケ谷市で市民まつり

船橋市と鎌ケ谷市の市民まつりが14~15日にかけてそれぞれ行われた。船橋市は4年ぶり、鎌ケ谷市は5年ぶりの開催。久しぶりの祭りを楽しもうと会場は多くの人でにぎわった。

画像=騎馬武者行列を見ようと多くの市民が沿道に集まった

鎌ケ谷では新鎌ケ谷駅前から市庁舎にかけてパレードなどが行われた。同市の祭りの目玉である「相馬野馬追」の騎馬武者行列も招へい。鎧兜に身を包んだ騎馬武者が現れると、沿道から大きな歓声が上がった。丸山から見物に訪れた大久保和江さん(79)は、「コロナ前も来ていたけど、きょうはその時以上に人が多い。こうして町が盛り上がってうれしい」と話した。

画像=軽快な掛け声を上げて神輿を担ぐ市民ら

船橋市民まつりは夏の風物詩として親しまれてきたが、近年の酷暑を鑑み今年は秋の開催となった。雨の影響でオープニングパレードなど午前中の演目が中止になったが、午後は神輿や和太鼓演奏、よさこいの行列が通り、街中が笑顔であふれた。本町から家族で訪れた長澤宏光さん(80)は「和太鼓を楽しみにしていた。やっと開催できて良かったね。見に来られてよかった」としみじみ。家族連れの別の見物客は「やっと祭りを子どもに見せることができた」と話した。
 
祭り実行委員会事務局は今後も秋の開催を検討したいとしている。