八木が谷中 特別金賞 全日本ギターコンクール

各音楽コンクールの全国大会で今年もエリア内各校が好成績を収めている。9日まで神奈川県で行われた全日本ギターコンクールでは八木が谷中ギター部が重奏部門の特別金賞を含む2部門で3つの金賞を受賞。鎌五中も3つの金賞に輝いた。21・22日に名古屋で行われた全日本吹奏楽コンクールでは習志野高が銀賞を受賞した。

画像=演奏する八木が谷中の3年生グループ

八木が谷中の3年生6人によるグループは重奏部門に出場し、映画音楽「パイレーツオブカリビアン」を披露。圧巻の演奏で聴衆をひきつけた。当初の予選で一旦は敗退したものの、再度応募した映像審査で全国への切符をつかんだ。予選落ちの際は「貴族のようなおとなしい演奏」だったが、全国大会本番では曲の特徴を捉えた海賊らしい勇ましさを表現できたと顧問の河合知子教諭。部長の山本茉奈さん(3年)は「最初は練習が上手くいかなくて、苦手なところや難しいところを何度も練習して、体の使い方で音楽を表現する工夫をした。一生懸命練習してきた甲斐があった。本当にうれしかった」と喜びを語る。

部員全40人で挑んだ合奏部門では「弦楽のための組曲より ラヴィング」をギター用に編曲し演奏。一体感のある演奏が評価された。下級生を3年生が引っ張り、良い雰囲気の中で本番を迎えることができたと河合教諭。「高校生も出場する大会で、2番目に選ばれたのは栄誉。みんな本当によく頑張った」と生徒をたたえた。