今昔の写真組み合わせ 大型のコラージュ作品
船橋小(渡邉尚久校長)の6年生の児童84人が8日、自分や家族、昔の街の風景などの写真を組み合わせ、長さ10㍍幅1・8㍍のコラージュ作品を制作した。
同校の開校150周年記念事業の一環。千葉市在住の現代美術家・笠木絵津子さんを講師に一つの平面に時間、空間を超えた画像を表現する「時空写真」を作る全3回の授業。
「歴史と地域の現在」をテーマに児童たちは昔の校舎の風景に現在の自分の姿を配置したものや三番瀬の上空を飛んでいるように見えるものなど、不思議な作品をタブレット端末の専用アプリを使い1人1点制作した。
授業最終日のこの日は個々の作品をA3サイズにプリントし、バランスをみながら貼り合わせ、1つの大型作品に仕上げた。
学年主任の髙橋宣允教諭(34)は「自分の生まれた時の写真や家族の写真を持ち寄って作品にしている児童が多かった。家族や地元の歴史を振り返るいい機会になったのでは」と話す。
北野眞菜さんは「自分の写真だけでもすてきだったけど、たくさん集まると時空という不思議な雰囲気が出て良かった」と感想を述べた。
依田静さんは「きれいに見えるよう写真の配置を工夫した。見てくれる人がすごいなと感じてくれたらうれしい」と笑顔で話した。
作品は来月7日から市民ギャラリーで展示される。