「人」読売巨人軍と仮契約を結んだ市船のエース 森本哲星さん
先月のプロ野球ドラフト会議で読売巨人軍の育成枠で指名を受け、今月14日、仮契約を結んだ。市船橋出身の11人目のプロ野球選手の誕生となる見込みだ。
高校卒業後の進路については、プロ入り一択だった。ドラフト当日、校内の一室で行方を見守ること3時間。「名前を呼ばれるか不安はあったので、ホッとしてうれしかった」という。「たくさんいい選手がいるチーム。一日でも早く一軍としてプレーできるよう必死に頑張りたい」と話す。
夏の甲子園大会で25年ぶりに初戦突破。その後、U―18ワールドカップの日本代表メンバーに選出され2試合に登板し、銅メダル獲得に貢献した。共に日本代表として戦った浅野翔吾選手(高松商)も同軍ドラフト1位で入団する。「同期がいるのは心強い。一緒に一軍でプレーするのが楽しみ」。現在は、下半身強化のため走り込むなどして、1月の球団合宿に備えている。
憧れる選手は「DeNAの今永昇太投手。ストレートの強さと1試合一人で投げぬくスタミナがある。自分が目指す理想のピッチングスタイル」という。「目指すは沢村賞。憧れてもらえるような選手になりたい」と力を込める。