50年目のルーキーを歓迎

北海道日本ハムファイターズに今年入団した新人選手のお披露目会が21日、鎌ケ谷スタジムであった。雨の中、621人のファンが集まり8人の新人選手たちに拍手を送った。

式典では選手を代表し細野晴希投手(21)が芝田裕美市長に転入届を手渡した。その後、選手らは市のふるさと産品を受け取り、市内学童野球チームの児童らから花束が贈られた。

市内での寮生活が2週間になる選手たちに対し、「ムードメーカーは誰か」と司会者が質問。名前が挙がったのはドラフト3位の宮崎一樹外野手(22)。「前に出るタイプではないが積極的にコミュニケーションを取りたい」と話した。新人らの打ち解けた姿にファンも笑みがこぼれた。

今年の目標を漢字1字で発表する恒例のコーナーで、細野投手は自身の名前でもある「晴」を挙げ「明るくやっていけたらという気持ちで書いた」と思いを込めた。球団の小村勝社長(58)は「日ハムがプロ野球に参画して今年で50年。その節目のルーキーたちが世界へ羽ばたき夢を与えられる選手になれるよう一緒に支えてほしい」と呼び掛けた。