音楽コンクール全国大会
10月末から先月にかけて行われた音楽コンクールの全国大会で、今年も本紙エリアの児童生徒が活躍した。
日本管楽合奏コンテスト 西海神小に文科大臣賞
先月12日まで東京都の文京シビックホールなどで行われた日本管楽合奏コンテストでは、西海神小が文部科学大臣賞・最優秀グランプリ賞に輝いた。ほか本紙エリアから5校が最優秀賞を受賞した。
西海神小は作家、太宰治の作品をテーマにした「交響的詩曲『走れメロス』」を演奏。作品の世界観を見事に表現し、最高賞の評価を受けた。スピード感のある曲で、激しい曲調のところでは、力み過ぎないよう音程を意識するなど練習してきた。ユーフォニウム担当で部長の菊池純さん(6年)は「全体として一番いい演奏ができて、結果も良くて本当によかった」と受賞を喜ぶ。器楽部顧問の木内紀子教諭は「今年は金管がパワーがあり、木管はソリスティックな感じの演奏ができる子どもたち。大舞台でもそれぞれの良いところが出せた」と称えた。
日本学校合奏コンクール 行田東小・楠本さん ソロ最高賞 葛飾行田など6校が「金」
日本学校合奏コンクールのソロ部門は先月5日、福島県郡山市のけんしん郡山文化センターで行われ行田東小の楠本美乃里さん(6年)が、コントラバス演奏で最高賞に輝いた。カプッツイ作曲の「コントラバス協奏曲 ニ長調より 第1楽章」を演奏。曲調の変化が多い曲で、「場面ごとの切り替えが難しかった。曲調が変わる時には周りの空気も変えるつもりで演奏した」と話す。
同18・19日に行われたグランドコンテストでは谷津小、葛飾中と行田中の合同管弦楽が文科大臣賞に輝いた。
同じく19日に大阪府の大阪城ホールで行われた全日本マーチングコンテストでは3校が金賞に輝いた。
最優秀賞、金賞を受けた学校、個人は以下
◇日本管楽合奏コンテスト 最優秀賞=西海神小(最優秀グランプリ賞・文科大臣賞)、東習小(審査員特別賞)、葛飾小、坪井小、実花小、習五中
◇日本学校合奏コンテスト▽グランドコンテスト 金賞=谷津小(文科大臣賞)、葛飾行田合同管弦楽(同)、習一中(千葉県教育長賞)、御滝中(千葉市教育長賞)、船橋中(奨励賞)、習志野高(会長賞)▽アンサンブル部門 金賞=海神小(弦楽・福島県教育長賞 )、御滝中(金管八重奏・同)▽ソロ部門 金賞=楠本美乃里さん(コントラバス・文科大臣賞)、壁知綾子さん(フルート・郡山市長賞)
◇全日本マーチングコンテスト 金賞=法田中、習四中、習志野高