中学新記録目指す 全中100㍍V 片山さん

愛媛県で先月25日まで行われた全国中学校体育大会(全中)の陸上競技、男子共通100㍍で鎌二中の片山瑛太さん(3年)が全国制覇を成し遂げた。

画像=中学記録更新を目指し鎌二中の校庭で練習している片山さん

8日に行われた関東大会予選では、日本中学記録タイの10秒56をマーク。「自分が目標にしていた場所よりもはるか上を行った感じで、喜びと驚きが込み上げた」

中学記録更新の期待がかかる中、臨んだ全中では決勝のレース前に雨が降り、十分な準備ができなかった。新記録はならなかったものの10秒75の好タイムで優勝。本紙エリアの中学生が同種目での日本一になったのは04年の阿久津陽介さん(船橋)以来19年ぶりの快挙となった。

幼少の頃から走るのが速かったという片山さん。「負けず嫌いで勝ちたい気持ちが強く、個人競技が向いている」と陸上部への入部を決めた。

陸上部顧問の河野隆一郎教諭は「1年の時は普通に速い子だったが、全国に出たいという明確な意識を持ち始めたことで2年生でぐんと伸びた。とにかく陸上が好きで研究熱心。それが今夏、大きく花開いたのではないか」と話す。

今年、特に意識して取り組んできたのが、スタートだ。走り出しの「腰」の感覚に集中。後半の伸びにつなげるため、「軽く、大きく」踏み出す練習を繰り返してきた。その結果、「自分でも実感できるぐらい速くなった」。

今後、国体など、日本中学記録を更新するチャンスは残されており、片山さんは「中学生の間に10秒前半を出したい」と話している。