3年越しの旗揚げ公演 船橋拠点の市民劇団「sTory」

船橋を中心に活動するアマチュア劇団「劇団sTory」が今月17日、念願の旗揚げ公演を開催する。

画像=念願の公演に向け稽古にも熱が入る

仕事、子育てしながら演じる場を
就職、結婚、出産など生活の形が変わっても、限られた時間の中で、本格的な公演を打つことのできる劇団を、と演劇経験者の半さん(=活動名)を中心に20年に立ち上げた。

2児の母である半さん。週1日程度の稽古時間で、子育てと両立し演技を続けられる場を探したが、なかなか見つけられなかった。芝居に興味があり、同じように思っている人がいるはずと、日曜のみ活動する劇団を立ち上げた。コロナ収束後の旗揚げ公演を目標に、オンラインなど活動の形を模索しながら活動を続けてきた。

団員は20代~40代までの10人。船橋市内の公民館などで熱のこもった稽古をしている。「小さい劇団で、それぞれが担う役割も重い。団員それぞれの壁にあたりながらも心で芝居をすることを大事にしている」と半さんは話す。

今回披露するのはオリジナル作品の「ひまわりが咲いたら」。脚本は半さんを中心にメンバーの意見を取り込みながら書き上げた。幼なじみ4人がひょんなきっかけで昔の自分と向き合うというストーリー。「つなげる」をテーマに自ら人とのつながりを積極的に持つ大切さを伝えたいという。

「公演を打つことで、私たち自身も作品もお客さんとつながる。観た人が何か、一歩踏み出すきっかけになれば」と来場を呼びかけている。

公演は9月17日15時、宮本公民館、1500円。申込はメール gekidanstory99@gmail.comまたは劇団ツイッターから。

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