習文化ホール再建 市負担は118億円

JR津田沼駅南口の市街地再開発事業に関し、習志野市は先月28日、「モリシア津田沼」の信託受益権を持つ野村不動産と費用の負担割合などを示した確認書を交わした。習志野文化ホールの取得費118億円を含む140億円を市が負担する見通し。来年10月に都市計画を策定する。既存の施設を26年に解体し27年の着工、31年の完成を目指す。

駅前広場の整備などに20億円。ペデストリアンデッキを含む南口駅前広場の利便性向上に取り組む。不足しているバス乗降場やバスと一般車の交錯など、現在の問題を解消し、回遊性と歩行者の安全確保を重視した内容となっている。

文化ホールの再建については今年3月に市が策定した基本計画に基づいて進めることで合意。現在の市民連絡所に代わる市民サービス施設の設置に2億円を見積もる。開館時期については未定だが、市総合政策課は「なるべく休館期間が短くなるように事業者と協議を進めていく」としている。

今回の確認書について、都市再生課の多田弘一課長は、「都市計画の手続きに入っていく前段で野村不動産と二人三脚でより良いものを作っていく合意をした。これからの時代を見据えたまちづくりをしていきたい」と話している。