アーティスティックスイミング 稲富愛佳さん 日本一
5月に東京アクアティクスセンター(東京都江東区)で行われた日本選手権水泳競技大会のアーティスティックスイミング競技のテクニカルルーティンで優勝した、船橋在住の稲富愛佳さん(20・ミキハウス東京アーティスティックスイミングクラブ)が、先月29日、船橋市役所を訪れ、結果を松戸徹市長に報告した。
行田西小出身で、現在は都内の大学に通う2年生。大会ではチーム8人をまとめるキャプテンで演技構成の組み立ても行った。「メンバーをまとめたり、振り付けを考えたりと大変なことも多かったが、たくさんの経験をして成長することができた」と振り返る。今年からルールが変更され、技ごとに点数が付くようになったことから、難しい振り付けを入れるなどの工夫をしたという。
小学1年からアーティスティックスイミングを始めた稲富さん。中学3生の時にはJOCジュニアオリンピックカップに出場し活躍。「見た目以上に練習はハード。だけど練習を乗り越えた分だけ演技の美しさにつながる」と競技の魅力を話す。
今後の進路は未定だが、「オリンピックに出たいという気持ちはある」。来年5月に行われる日本選手権で金メダルをと意気込んだ。
松戸市長は「先輩たちの歴史を塗り替えるような活躍を。ぜひ頑張ってほしい」と激励した。