子どもが犬に読み聞かせ ふれあい自信や癒やしに
小学生らが自宅から持参した絵本などを犬に読み聞かせる催しが、先月18日、市民プラザ大久保(大久保4)で行われた。
画像=セラピー犬に絵本を読み聞かせる子どもたち
動物とのふれあいを通して、子どもたちのコミュニケーション力や自己肯定感の向上につなげようと同館が企画。「人前に出ることが苦手な子でも動物相手なら緊張しない。落ち着いて本を読むことで自分はできるという自信を持ってもらえれば」と関勇豪館長(68)は話す。千葉市を拠点に、障がいがある人や高齢者とセラピー犬がふれあう場を提供するNPO「アニマルセラピーウィズワン」が協力。スタッフとともにセントバーナードなど5匹が会場を訪れた。子どもたちはそれぞれに分かれ、ときおりセラピー犬の体や頭をなでながら1時間ほど読み聞かせた。
大久保東小2年の野中咲希さんは「私が好きなぐりとぐらを読んだら、ワンちゃんも好きみたいで、笑いながら聞いてくれた。楽しかった」と感想を。同校4年の内野花さんは「犬に本を読んであげるのは初めてだけど、読んでいる時に寄り添ってくれて、すごく癒やされた」と話した。