深谷さん 珠算日本一

4月に大阪で行われた全日本ユース珠算選手権大会で、習一中3年の深谷柚衣さんが、中学2年生から高校1年生を対象とする個人総合競技で優勝した。

画像=個人総合競技で優勝した深谷さん

同大会は小学生から高校生までのそろばん日本一を決める大会。今年は全国から総勢500人が出場した。個人総合競技はかけ算、わり算、みとり算など6種目。問題が進むにつれ制限時間が短くなるルールの中で計算の精度を競うというもの。深谷さんは合計点数2425点を獲得し優勝した。

幼少期からそろばんを始め小学2年生の時に10段を獲得。そこから日本一を目標に練習してきた。現在では6桁×6桁の問題も暗算で解くことができるという。「頑張ったら結果が目に見える。やっていて楽しい」と話す。

同大会にはこれまで何度も出場したが、昨年の5位が最高だった。今年は受験の年でどうしても優勝したかったという。念願の優勝に「うれしかったけど、驚きの方が大きかった」と振り返る。
 
長年、深谷さんを指導してきた小倉珠算学院(津田沼)の小倉義明学院長(64)は、学院から初めて日本一を達成したことを受けて「びっくりした。表彰の時になって感動が込み上げてきた。自慢の生徒です」と喜びを語る。

次の目標は「個人総合に加えて、種目別でも1位を取りたい」と深谷さん。新たな目標に向けて、さらなる努力を重ねていく。