四季折々の草花手掛け アンデルセン公園の花ボラ15年

ふなばしアンデルセン公園の花の手入れや除草をする花ボランティア(花ボラ)が今年で発足15年を迎える。

画像=作業するメンバー

四季折々の花々は園の見どころの一つで、市内外から多くの来園がある。花ボラはそれを支える影の立役者だ。メンバーは草花が好きな20代から70代の市民100人。毎週水曜と木曜の午前中に活動している。

春から夏は花がら取りや除草、秋から冬は植え替えや休眠中の花木への施肥など。38・3㌶の園内全てを管理する。

08年の発足時からメンバーとして活動している石塚享子さん(73)は「自宅には庭がなく鉢植えを楽しんでいるが、この広い場所で地植えの花木を手入れできるのが魅力。花に関わることで癒やされ、仲間もできた」と話す。
 
発足当初は活動日に数人しか集まらない日もあったが、現在では毎回40人ほどが汗を流す。近年は市の市民大学校園芸学科で学んだ人の参加も増えている。作業前には同園職員が花がらの取り方や土の掘り方など指導するため、初心者でも安心だ。

石塚さんは「来場者にきれいな状態で見てもらうため花がらは取り残さないように気をつけている。感謝の言葉をかけられることもあり、とてもうれしく励みになっている」と話す。