保護者向けのプログラミング体験
学校のプログラミング授業を保護者が体験する講座が13日、鎌ケ谷市生涯学習推進センターであった(=写真)。
小学校では20年から必修化されているプログラミング教育だが、親世代にはなじみがない。
その授業がどういうものか保護者に知ってもらおうと、市内の小中学校でプログラミング教育支援を行う「ITサポートありのみ」が企画した。
参加者らは「教室を掃除するためにはどのような命令を出したらいいか」をテーマに命令役とロボット役に分かれプログラミングの仕組みを理解。実際に授業で使用するツールを使い、子どもたちが学ぶ内容を体験した。
また「プログラミング」という単独の科目ではなく、従来の理科や算数のなかでその考え方や役割を学んでいることや、小学校の間に押さえておくべきポイントについての解説を熱心に聞き入った。
6年生の児童を持つ北中沢在住の白川由香さん(44)は「学校で何をどうやっているのが分からなかった。きょう説明を聞いて子どもが言っていたことが理解できた」と話した。
会代表の佐野真理加さん(56)は「5年生でやっていた内容を3年生で学ぶなど時代の流れが速い。年々指導に求められる能力が変わり、先生がこの変化に付いていけないこともある。子どもたちがしっかり学べるようサポートしていきたい」と活動への思いを語る。