退職校長らが書道指導

小・中学校を退職した元校長らによる書道教室が先月26日、習志野市総合教育センターであった。

画像=子どもの筆の動きを静かに見守る元校長

子どもたちの学ぶ意欲に応える学習体験を、と同センターが主催する「わくわく学びランド」の一環。市内の小中学生52人が参加し、習志野市の退職校長会の会員10人が指導した。

「姿勢に気を付けて」「さっきよりいい。どんどん良くなってる」――。優しく穏やかな声掛けを受けながら完成した書を手に児童生徒は誇らしげな表情を浮かべた。

習二中の校長などを務めた藤田彰さん(73)は、「現職中は忙しくて十分に対応できないこともあったが、今は気持ちにゆとりがあり、子どもたちと接することに楽しみを感じる」と指導にあたった。参加した子どもたちは、「教え方が上手。アドバイスでうまく書けるようになった」「筆の使い方まですごく丁寧に教えてもらえて良かった」などと感想を話した。