希望胸に門出祝う 成人年齢引き下げで名称変更も
成人の日の9日を中心に、各地で成人式が行われた。成人年齢が18歳に引き下げられて初めて開かれる成人式で、習志野市は式典の名称を「二十歳の門出式」、鎌ケ谷市は「二十歳の集い」に変更。本紙エリア3自治体ともに式典への参加対象者は従来通りの20歳とした。
画像=再会した友人らと記念撮影をする参加者
船橋市は9日、昨年に引き続き船橋アリーナ(習志野台7)で2部制での式典を開催。当日会場に来られない対象者のためにライブ映像の配信も行った。会場には華やかな晴れ着姿に身を包んだ参加者らが20歳の節目と旧友との再会を喜び合った。式典で松戸徹船橋市長は「皆さんのこれからの人生には、困難な状況もあると思う。幸せかどうか、立ち止まるか前に進むのかを決めるのは自分の心。これからの大いなる飛躍に心から期待している」と門出を祝った。
有志らが企画する「二十歳のアピール」では、「船出 ~未来へ漕ぎ出せ船橋ソウル」をテーマに演奏やパフフォーマンスなどが披露された。
司会を務めた前原中出身の中川瑠海凪さん(20)は「中学では演劇部、高校では放送部で得た経験の集大成として、観客の皆さんに楽しんでいただきたい」との思いを込めて進行した。宮本中出身の吉田明香莉さん(19)は「とても緊張したけれど、仲間と一緒に大きな舞台をやり遂げられて、大人になれた気がした。今後自分がどうしようか迷ったときにこの経験を活かしたい。大学を卒業するまでに何がしたいのかを見極めたい」と決意を新たにした。
本紙エリア3市で20歳を迎えたのは、船橋市6226人、習志野市2041人、鎌ケ谷市1033人。