野球独立リーグ 船橋に新球団
野球の独立リーグ「日本海オセアンリーグ(NOL)」に来季から船橋市を本拠地とする新球団が参入する。チームを運営する「千葉県民球団(松が丘3)」の関係者らが15日、船橋市役所を訪れ、松戸徹市長にチーム設立を報告した。
画像=杉山さん㊧と監督の早坂さん(右から2人目)
運営代表の杉山慎さん(38)は古和釜小出身で市船橋高時代には野球部に所属。「生まれ育った船橋で衰退する野球界に貢献したい」と抱負を述べた。
新球団の代表で監督を兼務するのは、03年~15年まで千葉ロッテでプレーした早坂圭介さん(38)。「お世話になった千葉県に恩返しができることが楽しみ。地域に愛されるチーム作りを目指したい。選手とのコミュニケーションを大事にして、やるからにはてっぺんを」と意気込みを語った。
NOLは富山、石川、滋賀、福井を拠点とする4球団が既存の「ルートインBCリーグ」を離脱して、今年設立した新リーグ。10月に活動休止した福井ネクサスエレファンツと入れ替わる形で加盟する。
先月にはトライアウトを実施。福井のチームからの移籍など15選手を獲得しており、最終的には25~30人のチームとする。1月にチーム名やユニホームを発表する。3月から船橋近郊の球場で練習を開始。4月から始まるシーズンに参加し、年間50試合プレーするという。
松戸市長は、「来年船橋はスポーツ健康都市宣言40周年となる。節目の年に新しい歴史となり、子どもたちの夢も広がると思う。バックアップをしていきたい。頑張ってほしい」とエールを送った。