食品ロスをお得に減らす 船橋市役所に販売機 設置

船橋市は食品ロス削減を目的とした手動式販売機を、市役所地下1階に26日から設置する。

賞味期限が迫っていたり、パッケージ表記が誤っていたりして流通できない商品などを2割~6割引きで販売する。販売機は食品ロス削減サービス「ZERO」(東京都台東区)が提供する「fuubo(フーボ=写真)」で常温、冷蔵品に対応。同社が商品を食品メーカーから買い取り販売する仕組み。すでに全国約40カ所で導入されているが、県内の公共施設での設置は初めてという。

購入するには、インターネット登録が必要。設置場所と商品を選択して、オンライン決済する。受け取りは平日の9時~17時、搭載されたカメラで商品の在庫管理などを行う。

「すぐに食べるのであれば、安く買える。改めて市民にも食品ロス削減への意識をもってもらえれば」と市廃棄物指導課。現在、市は市内事業者に対し、販売機で取り扱う商品を募集している。