母子でキャンプ体験 テント張りなどノウハウ学び
ひとり親世帯や夫が不在がちの家庭を対象にした「母子キャンプ体験」が先月17日、豊富町のキャンプ場「りんごの輪」で開催された。
画像=子どもたちもテント設営を手伝った
コロナ以降、キャンプ人気は高まっているが、荷物の積み下ろしやテント設営、火おこしなど、母親一人で子どもの安全を確保しながらの作業は難しい。そこで、同じ境遇の母親らで協力しながらキャンプを楽しみつつ、作業のノウハウを身に付けてもらおうと同施設を管理する齊藤理奈さん(49)が企画。「基本的な流れや、各作業のコツをつかめば、母子だけでもキャンプはできる」と話す。
1泊2日の体験。まず始めのテント張りに数時間を要するなど悪戦苦闘。それでも参加者同士、協力しながら一つ一つの作業の手順を学んだ。
7歳と4歳の兄弟を連れて参加した内田三恵子さん(45)は「父親がいなくても経験が偏らないよういろいろな体験をさせてあげたい」と汗をぬぐっていた。
八千代市から参加した細越澤友美さん(42)は「時間と手間がどのくらいかかるのかがわかった。次は自分だけでも計画が立てられそう」と感想を話し、内田さんも「母子だけでもキャンプに行ける可能性を感じた」と話していた。