澁谷家の資料 2万5千点寄贈
国登録有形文化財「澁谷家住宅」(中佐津間1)に保存されていた資料2万4454点が、このほど鎌ヶ谷市郷土資料館に寄贈された。
画像=寄託された澁谷総司書簡
資料は、江戸時代以降の歴史資料と民俗資料で、澁谷家の事業や地域のこと、村の明細帳のほか、牧場だったころの鹿狩りの様子、小金牧に関するものなど。
「澁谷家住宅」は近世に代々名主を務めた澁谷家の住宅で、幕末維新の志士で、赤報隊の幹部だった澁谷総司の生家として知られる。20年8月に国の有形文化財に登録された。
「残すことを意識して残されたもの」
市の指定文化財「澁谷総司書簡」についても寄託され、同館で保管することとなった。これらは、いずれも昔の鎌ヶ谷の様子を知る貴重な資料。同館の三石宏館長は「寄贈頂いた資料は、残すことを意識して残されたもの。しっかり活用していきたい」と話す。