ジェッツ佐藤選手 絵本制作し寄贈
プロバスケットボールBリーグ「千葉ジェッツふなばし」の佐藤卓磨選手(=写真・27)が絵本「ぼくはキリン」を作った。小学校や保育施設に届けたいと8日、船橋市役所を訪れ264冊を寄贈した。
「自分の強み知って」
何をやってもうまくいかず自信のないキリンが、仲間の支えによってバスケットボールの才能を開花させていく物語。子どもの頃は自分の強みを見つけられなかったという佐藤選手。「気付いていない自分の魅力や強みがあることを子どもたちに伝えたい」と、自らが本好きであることから、絵本を作ることに。佐藤選手が物語を執筆した。
全28㌻。フルカラー。制作にあたり自身の愛称である「シュガー」から名を取ったプロジェクトを立ち上げ、クラウドファンディングなどで約423万円を集めた。
今後、県内の約300の保育園や児童施設に1700冊が送られる予定だ。「小さい頃から絵本に触れて読書する習慣をつけてほしい。コロナ禍でなかなか子どもたちと触れ合う機会が少ないので、絵本で思いを伝えられたら」と話した。