「人」エイフォース・エンタテイメントからメジャーデビューした恭子さん
デビュー曲のタイトルは「黄昏のメモリーズ」。欧陽菲菲の「ラヴ・イズ・オーヴァー」の作詞作曲で知られる伊藤薫さん(船橋市在住)が手がけた。「せつなくて人の芯の強さを歌った素敵な曲。たくさんの方に聞いてほしい」
宮本生まれ。5歳からピアノを習い、小学校教諭をしていた母・光子さんの影響で「自分も将来は教師に」と思い描いていた。音大を受験。「小学校からずっと伴奏係で歌ったことはほとんどなかった」が当時レッスンを受けていた講師からの勧めで、声楽を専攻した。
卒業後は長年、都内の音楽教室などで講師をしてきた。14年に同僚たちと「ふなばしミュージックストリート」へ出演したのをきっかけに、地域の「歌い手」としての活動が増えた。だが、一昨年、コロナ禍が始まると仕事もイベントもストップした。
「音楽以外の道もあるかもしれない」と迷うなか、デビューの話が舞い込んだ。「まったく想像してなかったけど、ギアチェンジができるかもしれない」と新たな道へかじを切った。 「楽しそうと思える気持ちを大切に自然と進んできた。今後はパフォーマーとしても歌い続けたい」
来月26日には市川市文化会館で行われる「知里のミュージックエッセンス500回記念コンサート」への出演を予定している。