避難民受け入れ準備 住居の無償提供など

ロシアによるウクライナ侵攻が続くなか、戦火から逃れてきた人々を受け入れる準備が本紙エリア内でも進んでいる。

船橋市は13日に受け入れを表明。市営住宅を5戸ほど提供するほか、AI音声翻訳機の貸し出し、各種手続きへのボランティア同行などの支援体制を整えた。長期的な視点から、日本語を学ぶ機会の提供も予定している。21日時点で、市が把握している避難民はいないが、「親戚などを頼って市内に避難してきた人がいるという話も聞いている」と国際交流課担当者。「困っていることがあれば、外国人総合相談窓口まで連絡を」と話す。

鎌ケ谷市は、受け入れた避難民に対し、生活支援金16万円を給付する。国が16万円の一時金支給を表明しているが、「それでは足りないのではということで、市独自に同額を上乗せすることにした」と企画財政課担当者。そのほか、市営住宅などの無償提供、家財道具の設置など。同課に相談窓口を設置し、支援していきたいとしている。