京成特急に警備員常駐へ スカイライナー50円値上げ
京成電鉄(市川市)は25日から、スカイライナーなど有料特急の全編成に警備員を常駐させる。車両内での放火や傷害事件が全国で相次いでいることを受けたもので、これにより特急料金を最大50円値上げする。
同社は以前から警察と連携した巡回強化や、防犯カメラの増設などを進めてきた。社員に対しても粗暴犯への対応訓練などを実施している。だが、他鉄道での事件を受け、停車駅が少ない特急の対策強化のため、各編成に巡回や有事の対応にあたる警備員1人を配置する。
成田空港と京成上野駅を結ぶスカイライナーの料金を1250円から1300円に。通勤時間帯に運行し、京成船橋駅に停車するモーニングライナーは420円から450円に値上げする。同社は「これまで以上に安全かつ安心して利用頂けるよう努めたい」と話している。