習高バレー部出身の2人 今春からVリーグ選手に
習志野高バレーボール部出身で今春からVリーグの東レアローズに入団する上條レイモンド選手(早稲田大・22)と、VC長野トライデンツに入団する中村啓人選手(専修大・同)に意気込みを聞いた。
画像=上條㊧と中村。互いに「同じリーグで戦うことが楽しみ」と話している
自分の武器 磨いて
上條は身長195㌢のミドルブロッカーで「高さとスパイク。跳んでいる状態でコースを見極める力があると思っている」と自らの強みについて話す。レギュラー定着を目指し「今後もアピールしていきたい」と力を込める。
中学入学時に顧問からの勧めでバレーを始めた。習志野高では「基礎を一から教えてもらい、特長である高さを磨いてもらった」と話す。
早稲田大に入学してからVリーグを意識。「4年間自分がしっかりバレーボールと向き合えれば、その先も見えてくると思っていた」と、全日本大学選手権大会5連覇に貢献した。
東レは、毎年優勝争いに食い込む強豪。「コートをよく走ってボールをつなぐ熱いバレーをする。実力のある先輩たちに追いついて追い抜きたいという競争心と自分の武器をさらに磨いていきたい」と話している。
「挑戦したい」
上條と共に習高時代にプレーし県制覇を経験した中村は松戸市出身。兄の影響で中学からバレーを始めた。進学した専修大でもバレー部に所属したが、コロナ禍で思うように練習できない日々が続いた。その中で自らに足りないところを模索。ウェイトトレーニングに重点を置き、体重を10㌔増やしたことが「プレーの上達につながった」と話す。
2年次の頃から試合に出場。左右からスパイクを放つアウトサイドヒッターとして「高い位置からのスパイクと、どこからでも攻撃できる」と話す。
「僕は花のある選手ではなく、自分自身Vリーグにいけるとは思っていなかったが、声を掛けてもらったので挑戦したい」