伝統のノリすき体験

船橋漁港で18日、田喜野井小の児童52人が、昔ながらのノリすきを体験した。

画像=昔ながらのノリすきを体験する児童ら

木枠に生ノリを流し込み、専用の「簀」の上で形を整える職人技。漁協関係者が見せると「すごい」と歓声が上がった。児童らは初めての体験に悪戦苦闘していたが、「一気に流し込むのがコツ」などとアドバイスを受けながら作業した。

現在、ノリの製造は工場で行われているが、昔からの伝統を若い世代に知ってもらい、船橋の特産物であるノリに関心を持ってもらおうと、13年度から船橋市漁業組合が開いている。

長嶋珠生さん(3年)は「ひっくり返すところが難しかったけど楽しかった。おにぎりに巻いて食べたい」と感想を。迫田燈利くん(同)は、「初めてだったけど面白かった」と話した。

11月から3月にかけてがノリ漁のシーズン。「今年は例年よりいい」と市農水産課。来月5日には親子向けノリすき体験も。