音楽コンで最高賞に谷津小、習志野高は金賞

本紙エリアの学校が音楽の全国大会で活躍している。6、7日に千葉市で行われた日本学校合奏コンクールの全国大会グランドコンテストでは、谷津小が最高賞に輝き2年ぶり5度目の頂点に立った。同コンクールのソロ・アンサンブルコンテストはあす14日、福島県で開催される。先月,末に名古屋市で開催された全日本吹奏楽コンクールでは、習志野高が4年ぶり24回目の金賞を受けた。

日本学校合奏 谷津小「最高賞」
自由な編成で参加できる日本学校合奏コン。谷津小の管弦楽クラブは4~6年生の84人で臨み、2年ぶりに文部科学大臣賞を獲得した。

ストラヴィンスキーのバレエ組曲「火の鳥」でエントリー。児童が気に入り選曲したが、演奏が難しい作品で「チャレンジだった」と松田麻紀顧問。「コロナ禍で制約があった反面、これまでどれだけ恵まれていたかを実感したことで集中力や合奏への意欲が高まった」と児童の姿勢をたたえた。

部長でバイオリン担当の増田幸乃さん(6年)は「励まし合って、一つのいい演奏をみんなで作っていった。頑張ってきて良かった。パートによっては納得していない子もいたので、そこは次の大会に生かしていきたい」と話した。

全日本吹奏楽 習志野高「金」
習志野高は賞のためではなく、優れた音楽を演奏することに重きを置いており、全国大会でもそれは変わらない。コロナ禍の限られた時間の中、より良い響きを追求した。

自由曲は楽劇「サロメ」。本番のステージで「今までの中で一番うまくいった」とメンバーらは最高の演奏を披露した。タクトを振った織戸弘和顧問(52)は「11分間、生徒からいい時間をプレゼントされたようだった」とメンバーへの感謝の気持ちを表現した。

バンドリーダーの大出夏穂さん(3年)は「昨年は大会がなくなり、やりきれない思いだったが、今年は金賞が取れた。充実した1年間だった」と喜びをかみ締めた。

同コンテストで金賞、特別賞を受けた出場校は以下の通り。
▽小学校の部 谷津小=文科大臣賞、実花小
▽中学校の部 船橋中=千葉県教育長賞、習五中、習一中、御滝中
▽高校の部 習志野高