鎌ケ谷出直し市長選 7月11日告示、18日投開票

鎌ケ谷市選挙管理委員会は清水聖士前市長(60)の辞職に伴う出直し市長選挙について、7月11日告示、18日投開票の日程を決定した。

6月1日現在の有権者数は9万3146人(男4万5802人、女4万7344人)。

清水氏 「ふるさとを応援し続けたい」
市議会初日の10日、清水氏は辞表を提出。議会の同意を受け、同日限りで退職した。当面は北村眞一副市長が職務代理者を務める。事務局によると、25日までの議会は予定通りの日程で行う。

清水氏は辞職について、高齢者への新型コロナウイルスワクチンの2回接種が7月末までに完了することが見込まれ、64歳以下の市民にも順次接種券を送付する道筋を示したことで「めどが立った」とした。理由を「一身上の都合」としているが、かねてより次期衆院選への出馬を表明している。

前任者の辞職に伴う02年市長選で初当選し、5期19年務めた。国による「三位一体の改革」の影響などで、07年度末には基金残高が過去最低の9億円弱と危機的状況になったが、行財政改革に取り組み、市の懐具合を健全化させた。

清水氏は最後の市議会で、新京成線の全線高架化、7年連続の「待機児童ゼロ」の達成、北千葉道路の整備に向けた要望活動など任期中の事業を振り返り、「今後も鎌ケ谷市の一市民として、ふるさとを応援し続けてまいる所存です。お世話になりました」と述べた。