集団接種会場新設 今月下旬めどに

船橋市が方針転換
65歳以上の市民を対象とした新型コロナウイルスワクチンの接種を巡り、殺到する予約状況の緩和と接種のスピードアップを図ろうと、船橋市は集団接種会場を新たに設ける方針を明らかにした。

同市はこれまで、かかりつけ医などによる個別接種のみで行う体制だったが、方針を転換。集団接種の追加について市医師会と調整している。松戸徹市長の動画メッセージでは、6月下旬までに集団会場での接種を行う意向が示された。

施策の変更については、政府が7月末までの高齢者接種の完了を目標に掲げ、自治体に促していることが背景にある。市保健所は「状況が変わった。ワクチンは潤沢に供給されるので、市としても重症化しやすい高齢者に早く接種したい」としている。

日時指定に 習志野市
習志野市も方針を転換し、6月7日時点で1回目の予約ができていない約2万5千人について、2回分の日時と場所を指定することにした。

順番は年齢が高い市民からとし、同中旬以降に順次、通知を発送する。日時の変更は可能だが、キャンセルと変更の手続きが必要となる。

実施日を拡充 鎌ヶ谷
鎌ケ谷市は総合福祉保健センターでの集団接種を拡大し、9日以降は「毎日実施」に変更する方針を固めた。これまでの実施日は週3日だったが、毎日の実施に加え、時間も拡大。同センターでの接種人数を1日あたり最大360人から600人に増やす。

市内医療機関での個別接種も拡充へ向け、調整中という。