3月の成人式

新型コロナウイルスの感染拡大で延期されていた習志野市の成人式が14日、習志野文化ホールで開催され、1092人の新成人が参加した。

画像=成人式の会場内。各種感染症対策を施して行われた

式典では、宮本泰介市長が「成人式が3月になり、申し訳なく思っている。今は声を出すことは控えなければならないが、拍手なら」と促し、場内に門出を祝う拍手が響いた。新成人代表として登壇した習五中出身の間野太一さん(20)は「禍福は糾える縄の如し、という言葉をご存知ですか。コロナ『禍』を越えれば、きっと『福』がやってくると信じています」とスピーチした。

式典は簡素な内容で、約45分で終了。大学生の高橋もえさん(同)は「式ができて良かった。振り袖のお店は2カ月後でも対応してくれた」。斉藤聖寛さん(同)は「この後に感染者が出てしまうかもしれないという不安もある。友人と写真を撮った後、飲みには行かず帰宅したい」と語った。