地域福祉で厚労相表彰

地域に貢献してきた社会福祉功労者をたたえる厚生労働大臣表彰で、船橋市内在住の3人が選ばれ、4日に市役所で伝達式が行われた。

画像=左から生形さん、松戸市長、竹島さん、畠中さん

「地域福祉活動功労者」では、三田習地区、八千草園自治会長の竹島明正さん(70)が全国5人の表彰者のうち県内で唯一選出された。25年以上にわたり自治組織の発展に努め、地区社協や防犯指導員といったさまざまな活動を続けてきたことが評価された。表彰を受け、「この賞に恥じないように、これからも頑張りたい」と気を引き締めていた。

「民生委員・児童委員功労者」に選ばれた生形正江さん(76)は、海神地区で1986年から委員として、住民に寄り添った活動を継続。「元気なうちは一生懸命続けたい」とさらなる抱負を語った。畠中ツヤ子さん(74)は高芝地区の同委員を22年以上務め、児童に関する問題の解決などに尽力。「今後もできる限り頑張っていきたい」と話した。

ボランティア部門も船橋の2団体1個人選出
同大臣による「ボランティア功労者」の表彰では、市内の2団体と1個人が選ばれ、8日に市役所で伝達された。

画像=左から佐藤さん、丸井さん、武藤さん

風船を用いたアートバルーンで高齢者や子どもを楽しませるボランティア団体「槙の会」は、23年間にわたって福祉施設や児童施設などを訪問してきた。現在のメンバーは17人。武藤きみ子代表(78)は「コロナ禍の世情が収まったらまた活動したい」。カードやハンカチなどを使った手品を披露する「小室マジッククラブ」は、地域密着型の団体として33年間活動し、小学校や地区の福祉祭りといった催しに参加。会員は12人で、丸井正治代表(79)が表彰状を受け取った。

個人では佐藤芳子さん(76)が選出された。市ボランティアセンターの設立当初から約35年の活動を続け、市社会福祉協議会の広報誌「ふなばし福祉」の編集を27年ほど担当してきた。「広報は一人では作成できない」と、共に活動してきた歴代の仲間たちへの感謝を口にしていた。