客室乗務員を採用 中国語の翻訳や通訳担当
コロナ禍で航空会社が大幅な減便を余儀なくされている中、船橋市はこのほど、中国語に堪能な客室乗務員2人を非常勤職員として採用した。通訳などを担当し、外国人住民への支援を強化する。
国際交流課によると、2人は全日本空輸(ANA)グループで国際線旅客便などを運行する「エアージャパン」の客室乗務員。語学力に加え、豊富な接客経験を持つことが市の掲げる「接遇日本一」への取り組みと一致したという。週に2~3日の交代勤務で、市役所窓口での転入・転出をはじめとした各種手続きの通訳、市の制度やサービスの翻訳を担当している。
市内在住の外国人は1月1日現在、1万8898人。うち中国国籍の人が7802人と最も多く、今後も増加が見込まれる。
市は19年に市役所11階の同課に「外国人総合相談窓口」を設置。タブレット端末のテレビ電話機能を利用した通訳サービスなどを導入している。