行田東小初の日本一、アンサンブルで大臣賞

県文化会館(千葉市)で8日に行われた日本学校合奏コンクールの「ソロ・アンサンブルコンテスト」で、行田東小の弦楽アンサンブルが最高賞に当たる文部科学大臣賞を受けた。同校音楽部が日本一に輝くのは初めて。

画像=女子15人、男子4人の編成で臨んだ行田東小弦楽アンサンブル

19人編成で、ビバルディのバイオリン協奏曲集「ラ・ストラバガンツァ」の第3番を選曲。軽やかな旋律を絡ませて展開するバロック音楽を楽しく演奏し、審査員から高く評価された。リーダーの根本あやめさん(6年)は「コンクールが少ない中、演奏できてうれしい。こんなに大きな目標を達成できるとはびっくり」と喜んだ。

休校中は自宅で個人練習。学校再開後も当初は合奏ができず苦労した。指揮者がいないアンサンブルのため、目で合図を送り、テンポを合わせて仕上げていった。

コロナ禍で予選は音源審査となり、全国の舞台が最初の「本番」だった。もう一人のリーダー、三輪瑠璃さん(同)は「終わった後の拍手がすごくて、うれしかった」。潮見薫顧問(33)は「子どもたちは休み時間も一生懸命に練習していた。全国での演奏は一番良かった」とたたえた。