環境美化で大臣表彰 大穴の町会自治会連合会
地域の環境保全や美化に関する長年にわたる功績をたたえる「環境保全功労者等環境大臣表彰」で、船橋市の大穴地区町会自治会連合会が受賞し、4日に市役所で表彰式が行われた。
画像=船橋市役所で表彰状を受け取る田淵会長(写真中央)
同会は1971年に設立。市内全域でごみを拾う「クリーン船橋530の日」のほか、年2回の清掃や住民の自主的な活動、地域の祭りでごみの分別を啓発する催しなどを続けてきた。子どもから大人まで、環境美化意識の向上に貢献したと国から評価された。
約4700世帯、1万5千人が住む同地区。スポーツが盛んな地域としても知られ、それが住民の環境活動にもつながっている。かつては不法投棄が多く、2㌧トラック数台分のごみがあったが、地道な活動により投棄が減り、現在は同トラックの容量のうち4分の1程度まで減ったという。
「自分の家を掃除するようなもの。普通のことをやっているので、表彰されるのは恥ずかしい」と田淵章治会長(84)。「こぞって趣旨に賛同していただいていることに感動している」と地元住民への感謝を述べた。
今年は新型コロナウイルスの影響で環境省主催の表彰式は中止となり、市が代わって表彰状を授与。松戸徹市長は「市としても誇りに思う。コロナでご苦労されていると思うが、これまで以上に力を発揮して地域のモデルになってほしい」とたたえた。