八木が谷中 最優秀賞 全日本ギターコンクール

日本教育ギター連盟が主催する全日本ギターコンクールの重奏部門で、八木が谷中ギター部が日本一にあたる最優秀賞に輝いた。

画像=「全員、仲がいい」という八木が谷中ギター部の3年生部員

大会には3年生8人で2チームを編成しエントリー。両チームともにコロナ禍で映像審査となった予選を突破し、先月20日に神奈川県で行われた全国大会に出場した。

近藤結菜さんをリーダーとするチームは自由曲で畑中雄大作曲の「夜空の飛行船」を演奏。「曲想がきれいで、失敗すると目立つ曲」で、メンバーらは一音ごとの音質にこだわって練習してきた。本番ではその成果を発揮し、優しい音色をホールに響かせた。

緊張したメンバーもいたが、「気付いたら自分たちの音楽の中にいた」と近藤さん。音を楽しむ姿勢も評価され、最優秀賞に輝き、「生まれて初めてうれし泣きをした」と振り返った。

小山結衣さんがリーダーのチームは、同じく畑中氏作曲の「クレープの誘惑」を演奏。軽快なジャズ編曲で、体を動かし躍動感あるパフォーマンスを披露し、2位にあたる特別金賞を受けた。小山さんは「大会があるかどうかもわからなかったけど、自分たちなりに頑張ってきた。予選を通過して自信がつき、本選も楽しめた」。

同校で長年、ギター部の指導に当たっている熊谷達也さんは「今年は6月半ばからの短い練習期間だったが、よくやってくれた」と生徒をたたえた。