鎌ヶ谷補正予算 コロナ対策に10億円

鎌ケ谷市は新型コロナウイルス対策として、市内事業所への支援など総額約10億3500万円の補正予算案を市議会に提出。議会最終日の先月29日に本会議で可決された。
国の「新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金」を活用したもので、対象は計80事業。

事業者への支援では、今年1~12月のうち1カ月の売上高が前年同月より3分の1以上減った場合、10万を給付しているが、追加で10万円を給付する。予算は約1億7千万円。

公共施設の改修には約2億4600万円を割いた。接触感染の予防対策として、市本庁舎のトイレについて照明設備を自動感知機能付きとするほか、手洗器などを非接触型自動水栓に改修する。

「出産給付金」も
また、国の特別定額給付金の対象とならなかった新生児(4月28日~21年4月1日生まれ)の保護者に10万円を出産給付金として支給する。

ほか、災害時の避難所における感染防止対策として、間仕切り542張りやテント100張り、フェースシールド、マスクなどの物資を購入。保管して運用するための防災備蓄倉庫を市役所敷地内に建設する。