ものづくりグランプリ 船橋の3製品認定
地元の優れた新製品をたたえる「船橋市ものづくりグランプリ」の表彰式がこのほど市役所で行われ、市内に本社や拠点を構える3社が製作した3品が認定された。
画像=左からウィザードの石井浩一取締役、大塚硝子の大塚義雄社長、松戸徹市長、ニチオンの本田宏志社長
ソフトウェア開発のウィザード(本郷町474)の受付サービス「アポ楽」は、来訪者が事前に取得したQRコードを受付でかざし認証を受ける仕組み。手書きの記名や内線での取り次ぎなど、従来の受付が簡略化され、新型コロナウイルス対策にもなる。船橋事業所長の石井浩一取締役(47)は「来訪の履歴がたまり、接触情報も見られるようになる」と利点を話す。
海老川の桜をイメージしたという大塚硝子(藤原4)が製作したグラス「船橋カレイドスコープシリーズ」は、伝統工芸品の江戸切子に金属を吹きかける「サンドブラスト加工」を施したもの。水を入れると反射し、上から見ると万華鏡と同様の鮮やかな視覚効果が得られる。
心のケアを目的とした「SOCアプリ」は、医療機器メーカーのニチオン(栄町2)が開発したストレス対処力の診断アプリ。「医療従事者」「高校生」「母親コミュニティー」といったそれぞれの悩みに対応し、健康な心を保つ工夫を促す。
同グランプリは地元中小企業のものづくり支援を目的に16年度から始まった。