駅員の連携プレーで救命
船橋市東消防署は4日、心肺停止状態に陥った50歳男性に救命処置を行った新京成線北習志野駅に対し、感謝状を贈った。
画像=左から西野さん、小林さん、駅長の屋代淳一さん
6月3日午前6時半ごろ、ホームで男性が倒れた。知らせを受けた駅員の西野真さん(22)が駆け付け、状態を確認。119番通報した。小林匠さん(26)が自動体外式除細動器(AED)で男性に電気ショックと胸骨圧迫を施し、その後、到着した救急隊に引き継いだ。男性は同月下旬に退院し、妻と共に駅を訪れ、感謝を述べたという。
救助は5分間ほどの出来事で、左博之署長(59)は「AEDが有効な、心臓が震えている時間は数分といわれている。皆さんの力がなければ、命が救われることはなかった」とたたえた。
新京成電鉄は従来から人命救助の講習を駅員らに課しているという。「落ち着いて行動できた」と小林さん。入社1年目の西野さんは「やるべきことをやった結果で、救うことができてよかった」と話した。