船橋のナシ 初出荷
船橋、鎌ケ谷ではブランドナシ「幸水」の出荷が始まった。JAいちかわ船橋梨選果場(豊富町668)では、先月24日に初日。ベルトコンベアで流れるナシを「秀」「優」「良」の3ランクに分け、80箱を出荷した。
画像=ベルトコンベアで流れるナシを一つひとつ選別する
台風の影響で現状小ぶり
昨年9月の台風などで葉に被害があったことから、現状では実が小ぶりという。飯島公昭運営委員長(58)は「初期の育成に影響が出た。玉伸びが悪いが、味は変わらない」と説明する。今後、日照が増えれば実は大きくなる。
幸水は盆にかけてピークを迎え、その後は「豊水」「あきづき」「新高」と続く。ナシは贈答に用いられることも多く、地元の農家らは新型コロナウイルスによる消費者の動向にも気をもんでいる。飯島委員長は「コロナの影響を受けずに全部出荷できれば」と話す。