落下した火玉、「習志野隕石」 登録へ

2日未明に関東上空で目撃された「火球」の正体とみられる隕石の一部が習志野市で見つかったと、国立科学博物館が13日、発表した。

画像=左が最初に発見された破片で重さは63㌘、45×30×25㍉。右は重さ70㌘、50×35×20㍉

2日午前2時半ごろ、市内在住の女性が大きな音を聞いた。朝、マンションの玄関を開けると共用廊下に石の破片が落ちていた。ニュースを聞き、「もしかしたら隕石の破片かもしれない」と拾って保管。4日、ほかにも破片があるかもしれないと管理人と中庭を探したところ、2つ目の破片を発見し、県立中央博物館へ連絡した。

その後、国立科学博物館が約1週間かけ分析した結果、ガンマ線が検出され、隕石であることが確認された。

見つかった2つの破片は落下した際に割れたとみられ、4日に見つかったものは雨の影響で金属がさびて茶色になっていた。

国立科学博物館の米田成一理学博士によると、「今回は火球の軌道が正確に計算され、それに基づいて実際に発見された日本では珍しいケース。海外でもあまり例はない」と話す。

今後、「習志野隕石」として国際隕石学会に登録申請する予定。「習志野よりさらに東の地域にも落下している可能性は十分にある」という。

県内での発見は51年ぶり
国内では53番目に確認された隕石となり、18年の小牧隕石以来2年ぶり。県内では1969年、芝山町で隕石が発見されている。