「広報ふなばし」 1500号
市役所1階で特別展、70年の軌跡
船橋市の広報紙「広報ふなばし」が1日付で1500号を迎えたことを記念し、市役所1階で全号を振り返る特別展示を開催している。22日まで。
創刊号は1950年6月号で、表紙は雑誌風のモダンなイラスト。初の公選市長だった松本栄一市長の「市民は市政について市当局及び市議会の動向を知りこれを監督する権利と責任がある」「ところが船橋市にはこれらのことを知ってもらう機関や施設がありませんでした」と広報紙で民主主義の底上げを図る意図や、船橋中央保育園の開設などの記事が掲載された。
その後、60年の町会・自治会連合協議会の発足、82年の新市庁舎竣工、95年の市船橋高による全国高校サッカー選手権初制覇など、70年間の街の動きを記録。表紙のコピーを並べ、重視される政策やデザインの変化など、担当部局の編集方針が垣間見える展示となっている。
現職の松戸徹市長は最新号で「広報紙の役割を再認識するとともに、64万人の市民の皆さんに必要で大切な情報をいち早くお届けできるよう、これからも取り組みたい」とコメント。広報課は「自分の歴史と重ね合わせて見ていただければ」と市民に呼び掛けている。