市職員も在宅・分散勤務
窓口にはビニールカーテン
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、本紙エリアの市役所でも人と人の接触機会を減らす対策を強化している。市民対応にあたる各課窓口に透明のビニールカーテンを設置したほか、職員の在宅、分散勤務も始まった。
(画像)ビニールカーテンを設置した船橋市役所の商工振興課。今後は各課窓口にアクリル板を設置する
鎌ケ谷市は14日から、約1500人の全職員を対象に出勤日を半数程度に減らすことにした。各課の一般職員を複数のグループに分け、5月6日までの平日のうち、原則として6日間連続の在宅勤務とする。業務が回らない部署には「経験者が応援に行く」などして対応する。
習志野市は15日から、
土日祝も出勤日とし、平日に職員が代休を取ることで分散勤務を図る。人が密集しやすい部署は会議室や議会委員会室を用いるなどして、職員間の接触を減らす。セキュリティーの関係で在宅作業は難しく、削減目標は2~3割とした。
船橋市は15日から段階的に在宅勤務を導入。職員課によると、「3つの密」を避けるためローテーション勤務とするなど各課の実情に合わせて進める。消防をはじめとした「市民の生命や財産に関わるところは削減が難しい」ため、内部事務が多い部署の職員の通勤を抑えることで対応する。