華やかに 二十歳の門出   本紙エリア 新成人9598人

 「成人の日」を中心に、本紙エリア3市で令和初となる成人式が行われ、街は晴れ着姿の若者でにぎわった。
船橋市では13日、市民文化ホールで記念式典が開催された。松戸徹市長は「社会はこれまで以上に速く変わるようになる。情報が多い時代だからこそ、可能な限り実体験を重視してほしい」とあいさつした。
新成人の有志らが企画する「二十歳のアピール」では、吹奏楽によるポップスの演奏、古和釜中出身の竹村総太さんによるマジックショーなどが披露され、場内は熱気を帯びた。フィナーレでは場内全員で五本締めを行い、門出を祝った。
司会を務めた阿部紬さん(19)は「将来はイベントで世の中を盛り上げる仕事をしたい」と抱負を。千葉日大一中出身の田地野和哉さん(20)は「アナウンサーを目指してジャーナリズムを基礎から学びたい」と話した。
また、新成人による恒例行事「灯明台祭」は11日、船橋大神宮の境内で行われた。
灯明台は船橋沖の漁師を見守る常夜灯で、1962年には県有形民俗文化財に指定された。同祭では神事に続き、新成人らが順にスイッチをオン。年に一度の灯をともし、未来への航路を照らした。大神宮氏子青年会が行っているもので、今年で39回目。
船橋市の新成人は6444人で前年から17人増えた。習志野市は44人減の2123人。鎌ケ谷市は39人減の1031人。