鎌ケ谷の魅力 「学生目線」で

 鎌ケ谷市の歴史やおすすめのスポットなどをまとめた冊子「とことこ鎌ケ谷」を千葉商科大(市川市)の学生らが制作した。
地域の歴史や文化を研究する朽木量教授(49)のゼミナールに在籍する学生らが、同大周辺エリアの新たな魅力を掘り起こそうと研究した内容を冊子にまとめており、今回はその鎌ケ谷版。3、4年生46人を中心に1年をかけ制作した。「人車鉄道」や「鎌ケ谷大仏」などの歴史から、「インスタ映え」するスポットなど学生ならではの視点を交え、取材から執筆、編集までを手がけた。市民にはおなじみの場所でも、学生が撮影すると「普段とは違って見える」と好評を得ている。
市中心部から徒歩2時間以内でどこへでも行ける鎌ケ谷の特性を生かし、冊子を手に散策してもらいたいという。ゼミ長の伊藤匠さん(21)は「市民の方がよりつながりを持つきっかけになれば」と呼び掛ける。
A4版フルカラー、69㌻。3500部。無料。市内公共施設で入手可。
(写真)先月24日、鎌ケ谷市役所を訪れ、清水聖市長(=中央)に冊子を寄贈した学生ら