インターハイ ボクシング ライト級 習志野・堤 連覇

今月3日まで宮崎市で行われた全国高校総体(インターハイ)ボクシングのライト級で、習志野高2年の堤麗斗が大会2連覇を達成し、高校通算4冠目の全国タイトルを獲得した。
準決勝までの4試合を難なく勝ち上がり、決勝では大阪・興国高の藤原仁太と対戦。2年ぶりの再戦で、相手は堤の持ち味を封じようと接近戦でクリンチを仕掛けてきた。2分3ラウンドの勝負の中、次第に右のジャブで主導権を握り、最後は4―0の判定で勝利した。
「フィジカル面では過去最高に仕上がっていたので自信を持って臨んだが、もう一段階足りなかった。もっとできたな、という悔しい気持ちの方が大きかった」と振り返る。この1年は課題だった筋力面や体幹を強化。フットワークも鍛えてきた。関茂峰和監督は「全体的にバランスよく成長しているが、足の瞬発力はさらに磨きがかかった」と評する。
主将として臨む今秋の国体や世界ユース選手権などが当面の目標だ。